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こんばんは。豆腐の角です。
先日このようなお便りをいただきました。
囲碁の定石はどこまで覚えればいいのか?です。
これの解答は単純明快。自分が使う定石だけ覚えましょう。使わないなら覚えなくていいです。
定石って古今東西の歴史を振り返れば、一万とかそんなレベルであります。
それを全部覚えるのは不可能ですよね。想像つかない人は、国語辞典を想像してください。国語辞典の一字一句すべて暗記しろなんてしんどすぎます(笑)
また、自分の使う布石とマッチする定石を学ぶことが大事です。そうしないと定石と布石がバラバラになってしまうと、方針が崩れてしまいます。
なので大事な事は自分の作戦とマッチしているのか、そして自分が使う定石かどうか、というシンプルなことですね。
使う定石を決めることで、布石が楽になります。
オススメは布石の構えも決めておくこと。いつも違う布石の構えをしてしまうと、状況が大きく毎回変わるので、覚えられない・理解できない、ポイントがわからないということになりかねません。
同じ定石でも違って見えてきたり、使いどころを間違えてしまいがちになりますからね。
ただ、少し新しいことを覚えたいな、と思ったらそのときは新しい定石にトライしてみましょう。
自分から学びたい、という気持ちは大事にしてくださいね。
おはようございます。豆腐の角です。
皆さんは自分のうち碁を反省されることはありますか。
一昔前は棋譜を自分で取る必要がありましたが、
今はインターネットで対局すれば、自動的に棋譜が保存され棋力に関係なく反省することができます。
ある程度の棋力の人だと打ち碁をあとから並べ直すことができますが、普通はなかなかできないですからね
自分の対局には上達のヒントがごろごろあります。大抵の負けは相手が強かったからではなく、自分が弱かったから負けたのです。
ということはその負けた原因が転がっている⇒それを改善すれば上達できる、ということですからね。
なかなか自分の碁を振り返るというのは嫌だ、という人もいらっしゃるとはおもいます(笑)
そういう人は、自分の碁を思い返すだけでもいいので、ここでこうすれば勝ててた、という所一つ振り返るだけでもいいでしょう。
是非、自分の碁を振り返る、ということだけでもいいのでやってみてください。
こんばんは。本日二回目の更新です。
今日は接近戦の石の形です。
お互いの石が向かい合っている構えによくでる石の形をやります。
それが黒1のツケですね。自身の補強を意味することが多い手です。
黒1に白2とハネた場合、基本の打ち方は二種類。AかBです。
応用編ではキリや二弾バネなどの型についても説明していきます(あまりしょっちゅう打つ筋ではないため)
今日はAのヒキを勉強しましょう。
黒3はノビではなくヒキといいます。すでにいる黒の元へ戻るのでヒキ。
白は4でつなぐ打ち方とこのようにノビキリを打つ型があります。ノビキリは黒よりも高さで上回り、中央政権で有利にたちやすくなります。
さて、実践編です。
小目に一間高ガカリ。これも向かい合っています。
黒1のツケからヒキ、これは根拠をえて治まりを目指した打ち方です。
ちなみに白のこの定石もツケヒキ定石といわれていますね。
ツケヒキは味方の補強の意味があるという考え方を覚えておきましょう。
おはようございます(n‘∀‘)η
序盤に定石はあるのはみなさんご存知かと思うのですが、そういえば中盤戦の石の形の定石って書籍ないなあと思いまして、現在まとめ中です(n‘∀‘)η
たとえばこういう犬の顔にしながらツケて形を整える打ち方。
これに対する白の応手は??などなど。
みんないつの間にか暗黙の了解??的にいつの間にか身についていた、という感じなんですよね。不思議です(;・∀・)
中盤の石の形ってどこで出来るかパターンが色々あるので、書籍としてまとめる人いないのかなあと思います。ケースバイケースが多すぎるし(;・∀・)
まあでも一応基本をシンプルにまとめておくのも必要かなと思いまして。
そのうち本としてだせたらとおもいます(;・∀・)キンドル本でだせないかなあと。
さて、本日は昨日ブログをお休みしてしまったぶん、今日は複数回更新していきたいとおもいます(;´∀`)
次の更新はたぶん夕方かな?またお会いしましょう!
はい、こんにちは。豆腐の角です。
一間トビに悪手なし、という言葉がありますが、全然悪手になるケースなんてたくさんあります。
白1ときたところ、ここで黒は戦うか、戦いをかわすか。
黒1のトビは先に地をあげて左辺で戦おうとしている手ですが、左辺は白が強い場所。攻めて得をする場所がありません。
左辺は強いので、戦いを避けるところ。
黒1の両ガカリで左辺は相手にあげて、自分が有利になるフェアウェイゾーンを常にキープしていきましょう。
この定石選択をすることで、左辺の白は左上強い、左下強い、という状況ですが、厚みが重複して凝り形です。
白石が左辺しかないですよね。黒は盤面全体に構えています。これは黒が有利な戦いを運べる場所がたくさんあって、黒優勢です。
一箇所に集中すれば、そりゃあそこでは強く戦える状況になりますが、他が手薄では全体からみれば不利です。
たとえばお城を守るとき、正面の入口のみ警備を手厚くすれば、正面は安泰でしょう。
しかし左右の警備の少ないところは非常に脆いのです。
わざわざ正面で戦いを仕掛けずとも、有利な場所で戦うことや、有利な場づくりをすればいいのです。
はい、こんにちは。豆腐の角です。
囲碁は皆さん囲むゲーム、という意識が強いんですけれども、それは一部分にしかすぎません。
囲碁は戦争ゲームと言われるものであり、綺麗事だけでは渡り歩けません。人生と同じです。(;・∀・)
で、もっとも原始的な戦闘力が求められるのが9路盤です。盤面が狭いので嫌がおうでも相手の石と向かい合い、ぶつかりあうことになるからです。
戦闘が嫌な人でも、戦闘をしなければ何もせず負けてしまう、しかも狭いから一度優位を取られるとなかなか逆転できません。終局もすぐなので。
9路では石の攻防の基礎基本を学ぶことがしやすいです。ただし、教本もなくやるとしんどいものがあります。
まあ中々その本がないんですけどね(今作ろうとしてますが)
接近戦は誰も言わないけど、ある程度強くなった人たちは暗黙の了解的な、石の形、接近戦の定石を知っています。
これは定石書には載っていないものです。
9路の戦闘技術は19路でも応用が利きます。というか、19路の戦闘をせまーく切りっとったものが9路なので、本質的な戦闘はかわりません。
先ほどあげたコスミツケの部などの筋は19路でも応用が効く筋です。是非興味があればご一読ください。
https://www.igo-goen.com/archives/497
こんばんは。囲碁教室碁円です。
皆さん、9路盤を打たれることはありますか?9路は接近戦の石の形を短い時間で多くのことを学ぶことができます。9路の手筋は19路でも全然でてきます。
今日はコスミツケを学びましょう。大丈夫。見知った手筋も出てきますよ。
この局面、黒番です。白に欠陥があり、白地が崩壊します。さあ見つけてください。
答えは問題図のすぐ下にあるのでお気をつけて。
黒1のコスミツケが正解。コスミながらツケているからコスミツケです。
ネーミングセンス単純ですよね(笑)
この手は次にAのウッテガエシを狙っているんです。
白2と守れば3と突き抜いて9まで攻めあい黒勝ちです。
入門で学んだこのこのウッテガエシの筋、19路でもよく出てきますし、上の問題はこれの応用です。
さあこの局面、黒番です。左上を黒地にしたい。
黒1のコスミツケが形。ウッテガエシを狙うよといいながら黒地を作ります。
この筋は互先の接近戦でもすごくよく出てくるんですね。皆さんも是非活用してください。
こんばんは。豆腐の角です。
多くの囲碁を打たれる方で、序盤、中盤、終盤であればどれが好きか?
と聞けば、多くの方が布石と言われるのではないでしょうか。
それはなぜかというと、誰が打っても、命を取られるまでの失敗をすることがないからだと思います。
また、比較的平和に打てること。そして自由度があるからです。
ただし、囲碁に置ける囲碁の重要度は中盤・終盤に比べたらそこまで重要ではありません。
序盤の布石段階は大体初手から30手で終わることが多いのに対し、中盤は30手~180とヘタをすれば150手近くは中盤なのです。
そして一番一手の価値の動きが激しいのもこの中盤です。
序盤はというと形勢に優劣は生まれども、勝敗が決することはほとんどありません。
しかし、序盤はとても期間が短いこともあって、研究がしやすく、一番序盤が早く上達しやすい分野です。
もし布石で強くなりたいと思うのなら、まずは布石は決まった打ち方を徹底するといいでしょう。
よくいらっしゃるのが今日は小目、次は星と星、など日々色々される方。
上達という観点ではなく、「楽しむ」ための打ち方であれば全然OKです。
しかし、上達という観点で考えると、少し道がそれています。
同じ布石を打つことで、同じ形が出やすくなります。自分の打ちやすい碁になりやすいですし、いつも同じだから研究もしやすい。覚える定石も少なくなりますし、人にも聞きやすい。
バラバラに打ってしまうと何が悪いのか?というと、それは毎回違う打ち方だから、思い出しにくい、いつも違うから人に聞くことも何を聞けばいいのかわからない、方針の喪失という現象になりかねません。また覚える定石も幅が広くなってしまいますからオススメしません。
いつもの布石を決めてみる、というのはとても有効な考え方だと思います。私も昔五段になるまでは二連星ばかりでした。
是非皆さんも布石を決めて打ってみましょう。
おはようございます。今回の問題はキリについでの問題です。
まずは基礎の理解を。□と伸びきっている状態でのAはすごく強烈なキリになります。
実戦でよく出てくる形です。
黒1のキリに2~4と打たれて一瞬困ったようにみえるかもしれません。
しかし黒5で白を先に取ることができます。前図の□黒がないと取れません。
ではこの形のキリはどうでしょうか。
同じようになって、5とキリをいれたとき、今度は白6と打つことができますね。
黒Aがいないからです。
黒番です。ちょっとうすーい黒石ありますが、それは関係ないです(;・∀・)すいません。こちらのミスです。いないものとして考えてください。
白の形に欠陥がありますね。そこをついていきましょう。
黒1~3のデギリで□と△が2手ずつです。
当たりにしてきても2とノビてAに打てば取れるのは、どこかでみた形ですね。
AかBどちらかには打てますので、どちらかの白を取ることができます。
ノビ切っているところのキリは効果的なことを覚えておきましょう。
ありがとうございました。