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カテゴリー別アーカイブ: 囲碁・指導方針

守破離と囲碁

守破離 と囲碁

 

こんばんは。豆腐の角です。

守破離ってご存知ですか。

日本の古くからある芸事の師弟関係の成長過程であり、成長プロセスの元祖的な考え方です。

修業をするにまず師匠から教わった型を徹底的に「守る」ことからはじめます。

「守」の時代は徹底的に一つの型を鍛錬し、練り上げる。型を身につけたら様々な型を学び吸収し、自分に一番合った型を求め、暗中模索することで既存の型を破る「破」

そして師を超え、様々な型をも超えて新しい型にたどり着くことの境地を「離」

『型があるから型破り、型がない人間が型を破ったら「形無し」』

とは昔の偉い人が言った言葉です。誰の言葉でしたっけ(;´д`)もう忘れてしまいました。

囲碁においてもこれは大事なことです。師匠がいない人でもこの考え方を元に勉強方針を考えることができます。

たとえば先方を一つに絞りそれを自分の中で「守」とする。

私はちなみに二連星を五段になるまで使い続けました。棋譜並べをしたときに並べた人が「しつこいくらいこの人は同じことを続け、その型の変化を学び切るまで一つの型を使い続ける」

という話を読んだからです。

一つの型に絞ることで、相手がされることは限定されます。そこから生まれる変化も多数なれど、大なり小なり似た変化はおきます。

そこでその変化に対する研究をし、少しずつ改善していく。

そうすることで自分の上達のプロセスがわかりやすくなりますし、自分の勉強することが整理されます。

多くの人は「どうすればいいか」で悩みます。そこを「どうすれば二連星で勝てるか」と具体化させていく。じゃあ次に「二連星を模様を作って、相手が焦って入った石を攻撃して勝つ」⇒「じゃあ模様を作る定石を学ばなければ」と勉強方針が見えてきます。

抽象的なこのゲームを以下に問題点を具体化させるか、が上達のカギになります。

芸術だ、こういうものだ、で終わらせては上達などできません。

より細部まで考えられるようになると、そこから「破」がみえてくることでしょう。

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勝ちへの道は一つではない。

こんにちは。豆腐の角です。

今日は勝ちパターン的なところの話をしていこうかなと思います。

勝ちってすごくシンプルな言葉ですが、これほど多くの人を悩まして苦労させる言葉もないでしょう。

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囲碁には勝ち方が無数にあります。終局までのゴールまでの道のりは一つではありません。

序盤模様を作って中盤で終わらせてしまうのも一つの道であれば、後半まで互角の形勢を維持し、後半のヨセからギアチェンジして後半で差をつける打ち方であったり。

楽して勝とうとするのも一つの道なら、茨の道を苦労して歩いての勝ちもまた勝ちです。

「勝ち」というゴールを目指す過程、道が囲碁には無数にあるんですね。

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もしかしたらあなたは一つの勝ち方にこだわりすぎて、違う道を選んだほうが勝ちやすいかもしれません。

たとえば、石を取るのが好きで自称力碁の人。たしかに石を取って勝っているんですが、勝率は三割。しかも通用しているのは周りにいる非力な方が相手だから。

だから勘違いしてしまう方も多くいらっしゃります。

私にはとても全然力碁に見えませんでしたし、違う碁のほうが向いていると思いました。

それで戦い方の見直し、過程の見直しを提案させてもらって勝率が上がった方が何人もいます。

勝ちに至る過程は無数にあり、結局ゴールの「勝ち」に届けばいい。

そんな風に考えると色々な楽しみ方が増えてくるのではないでしょうか。

また、今までのスタイルで通用しなくなった、伸び悩んでいる方については次回のブログ記事を読んでみてください。

それでは次回またお会いしましょう。

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初段になるための囲碁勉強の道しるべ!。20級~15級編

こんにちは。豆腐の角です。

囲碁入門その後、どういった勉強をすればいいのかわからない。

そういった方多いですよね。正直正解がないというのもあって、いまだ学校の教科書的なものもはっきり作られていません。

一応私の中で思っている入門後勉強する道筋についてお話します。

入門の基準は、9路・13路で囲碁が終局まで出来、二眼も理解されている状態とします。

で、いよいよ19路デビュー、といった所からの道順ですね。

まず第一に19路は広い。そして一番局面が広いのは序盤です。なので、まずは序盤の打ち方をクリアするために布石と定石を学ばれるのをオススメします。

広さをクリアして中盤以降になれば、局面が煮詰まってきて、だいぶ13路や9路などとの差がなくなってきます。

うちは19路入門で20級くらいとして考えています。その流れで書いていきます。

20級から15級までです↓

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20級⇒二連星など布石を一つに決めて、そこから生まれる定石を学ぶ

19級⇒星からできる定石を5覚える。

18級⇒星からできる定石を10覚える

17級⇒石の攻め方を学ぶ

16級⇒一間トビ・ケイマ・大ゲイマ・大々ゲイマの石の動きの手筋を学ぶ。

15級⇒石の封鎖・石を取る手筋などをクリアにする

はい、ということでここまで20級から15級までのうちの基本方針となります。

で、意外かもしれませんが、この段階の方は最後まで打つ必要はないと個人的に思っています。

囲碁って長いですよね。で、求められる技術が多すぎるんですよね。別に間違っていてもいいからどんどん打ちたい!っていう人は打っていただいていいですが、うちは長くてしんどい・・・・・・って思われる方には無理に最後まで打たなくていいですよとお伝えしています。

しんどさの原因は「自由すぎるから」です。自由すぎるとかえって不自由になるんですね。ルールを決めてくれていたほうが案外楽だったりします。

で、あまりにも知識が乏しすぎると自分の力だけで考えないといけない範囲が多すぎるんですね。だからしんどくなる。

だからまだ知識が乏しい段階であれば、布石だけの対局にとどめてもらってもおk!

むしろそのほうが効率的に学ぶことが可能となります。目的をもってトライすることが大事なんですね。

 

次回は15級から10級編です。