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こんばんは。豆腐の角です。
多くの囲碁を打たれる方で、序盤、中盤、終盤であればどれが好きか?
と聞けば、多くの方が布石と言われるのではないでしょうか。
それはなぜかというと、誰が打っても、命を取られるまでの失敗をすることがないからだと思います。
また、比較的平和に打てること。そして自由度があるからです。
ただし、囲碁に置ける囲碁の重要度は中盤・終盤に比べたらそこまで重要ではありません。
序盤の布石段階は大体初手から30手で終わることが多いのに対し、中盤は30手~180とヘタをすれば150手近くは中盤なのです。
そして一番一手の価値の動きが激しいのもこの中盤です。
序盤はというと形勢に優劣は生まれども、勝敗が決することはほとんどありません。
しかし、序盤はとても期間が短いこともあって、研究がしやすく、一番序盤が早く上達しやすい分野です。
もし布石で強くなりたいと思うのなら、まずは布石は決まった打ち方を徹底するといいでしょう。
よくいらっしゃるのが今日は小目、次は星と星、など日々色々される方。
上達という観点ではなく、「楽しむ」ための打ち方であれば全然OKです。
しかし、上達という観点で考えると、少し道がそれています。
同じ布石を打つことで、同じ形が出やすくなります。自分の打ちやすい碁になりやすいですし、いつも同じだから研究もしやすい。覚える定石も少なくなりますし、人にも聞きやすい。
バラバラに打ってしまうと何が悪いのか?というと、それは毎回違う打ち方だから、思い出しにくい、いつも違うから人に聞くことも何を聞けばいいのかわからない、方針の喪失という現象になりかねません。また覚える定石も幅が広くなってしまいますからオススメしません。
いつもの布石を決めてみる、というのはとても有効な考え方だと思います。私も昔五段になるまでは二連星ばかりでした。
是非皆さんも布石を決めて打ってみましょう。