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こんばんは。囲碁教室碁円の豆腐の角です。
囲碁のレベルアップには簡単な詰碁や手筋の問題を繰り返しやることが必須です。
ただし、闇雲に解いていても効果は薄いでしょう。目的を意識して何のためにするのか、を心がける必要があります。
私の中で詰碁や手筋の問題で以下の三つを意識しています。
私は不器用なのでこれらのどれか一つに絞って問題に取り組みます。また絞ることで効率的に学ぶことができます。
①の手筋を発見する力をつけるなら、とにかく詰碁や手筋の初手だけ当てにいきます。初手には手筋発見能力が求められる問題がほとんどだからです。
初手だけを見つけたらどんどんページをめくりましょう。最後まで読む必要はありません。とにかく初手だけをとにかくスピードと数をこなしましょう。
5秒以内に初手を出しましょう。間違えていても構いません。初手の答えだけ見て次へ。 そうすることで効率的に発見能力が磨かれます。
読むとなったら時間がかかってもいいので、簡単な問題の一問をとことん読み尽くしましょう。正解手段をみつけても「相手がこうきたら?」と対応手段すべてを検証しましょう。また失敗手段についても様々な筋を考えましょう。そうすることで対応能力と相手の手段を考える癖がつき、読みの総合的質があがります。
ただしこれも最終的にはスピードを意識しつつ質の高い読みを維持できるように心がけてみましょう。
最後なんですが、そもそもなぜ詰碁が必要なのか。部分的な問題で実戦にそこまで同じ形に出会うことがないではないか、と思われるかもしれません。
PCで例えてみましょう。昔のPCと今のPCでは大きな違いがあります。それは何でしょう?
簡単な立ち上げ一つとっても、昔のパソコンだと3分、5分、かかることもざらだったのが、現在は数秒単位。
詰碁や手筋が早くできるようになること。これは処理速度を上げることになります。
今まで5分、10分かかって正解できたところを数秒で正解できたら?
もっと盤面の大事なところに意識を傾ける余裕ができますよね。
処理速度を上げることは全体の質を高めることにつながるのです。
だからこそ簡単な問題の処理能力をあげることは、囲碁全体の質の向上、基礎体力の向上へと結びついてきます。
これはどんなにAIが発展しても、手法が発展しても変わらないでしょう。
つまり、詰碁や手筋がそのままできるから詰碁や手筋をやるわけではなく、(もちろんそういう意味もありますが)処理速度をあげることで全体のレベルアップが測れるから、簡単な問題をやりましょうということが本当に大きいのです。
5級の詰碁を処理するのに10分、20分かかっていては、形勢判断にエネルギーを回せません。作戦にエネルギーを回せません。
問題を初めて見た問題、最初はそれくらいかかってもいいです。でも最終的には処理スピードをあげることを意識しましょう。繰り返し何回もやりましょう。
繰り返すことでしか人間は処理速度をあげることはできません。
仕組みと理由がわかれば、あなたは前に進めると信じています(n‘∀‘)η
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